小児(子供の治療など)
<小児治療>
➀フッ化物局所応用法(フッ素塗布、トレー法、イオン導入法)
萌出後の歯のエナメル質表面に直接高濃度のフッ化物を作用させることによって、歯質の改善を図り、虫歯に対する抵抗性を与える方法です。
通常、家庭用の歯磨剤にもフッ素が配合されているものはありますが、これらに含まれるフッ素濃度(ppm)は900~1500ppmですが、歯科医師や歯科衛生士のような専門家が行う虫歯予防で使用されるものでは9000ppmのものが用いられ、年数回の実施で虫歯予防効果が認められることから小さなお子様にとっては負担の軽い予防方法であるといえるでしょう。
②シーラント(小窩裂溝填塞法)
虫歯になりやすい奥歯(特に永久歯に生え替わって間もない6歳臼歯、12歳臼歯など)の溝(咬合面)をプラスチックのシール(フッ素含有の樹脂)で覆うことで虫歯を予防します。
この治療は虫歯のリスクが高い小児期の永久歯への予防治療になります。特に小児歯科専門医が在籍している医院や予防に力を入れて取り組んでいる医院では推奨されている医院も多いので担当医とご相談ください。
シーラントの様子
③小児矯正
小児矯正とは成長発育期の小児の口腔管理を通じて、咬合異常の早期発見に努め、咬合異常の発生防止あるいは早期治療を行い、正常な永久歯咬合に誘導する治療です。
小児の発達段階に応じた治療が必要になり、使用する矯正装置などは医院によって異なるので担当医とご相談ください
矯正装置の一例